HOMMY'S BOTANICAL NOTE

ボタニカルライフ・ボタニカルデザインについてぽつぽつ綴ります。

イギリスにきてから、結婚と出産に思うこと。

たぶんまとまらないけど、日々頭を悩ませてた話題のこれについてちょっとずつ何か書いて整理していこうかな、落書き帳、メモ書き程度のブログ記事です。

何年か後にこのブログを読み返した自分のための記事な気がする。

いろいろ振り返って今の心情だけ記録しておくのだ。

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日本にいた時のじぶん。

本当に結婚に焦って、結婚こそ自分の完成系への第一歩と思ってた。
・周りが結婚しはじめてきた
・むしろもう出産してる
・母親からの孫ほしいプレッシャー
・仕事に燃えてた会社の先輩デザイナーが結婚して、その先輩からずっとランチタイムや飲みに行く時に伴侶のいる心地よさや先輩自身焦ってた話を聞いたこと
・結婚年齢の壁の話、先輩の友達(つまり年上の方々)の体験談もろもろを聞いてたこと
・仕事がきつすぎて一人でこれから仕事して生きて行く自信がなくなってたこと
あげればあげるほど、理由はいくらでもある気もする。
渡英まではずっと彼氏探して合コンや紹介やらデートやら繰り返してきた。

焦ってた時に思ってたこと。

男性は女の年齢みる!若い奥さん欲しがる!30代になるのがこわい!が多くて気持ち的には椅子取りゲーム論が脳内を渦巻いていた。いい男にはもう席が埋まっているという話。その頃は、いいなと思う男性の薬指にはいつも結婚指輪がついてる印象で余計に焦った。
そして焦りの中で、お前何様だと今は思うけど、男性を選ぶ目が、一人暮らししようとした時に部屋を見て選んでる気持ち、つまり物件を選ぶ感じになってきて、そこに尊敬とかなんか気持ちというか大事なものが欠けてる感。そんなんで自分は幸せだと思えないだろと薄々気づいてるけど、立ち止まったら置いていかれるのではとエンドレスに考える。結婚した友人がなんであんなに幸せに見えるのか、生涯の伴侶といえる人をどうやって見つけたのかずっと不思議だった。酒飲むといつもこれを考える日々。
 

今、イギリスで思うこと。

イギリスにきて、一人の時間が圧倒的に長い。自分の自由な時間、近くに家族や友人はいないし、SNSさえ見なければ誰が何してるかなんて本当にわからない。私のことも誰も知らない。だからこそ考えて悩んで落ち込むことも多くあった。さみしいなと思うことは勿論あるし、日本でいいなと思ってた人を思い出すこともめちゃくちゃある。けど何もできないし、何も起こらないので、悶々としたりしながらもそっと毎日を過ごしているうちに、だんだんこの時間がほっとする、愛おしくなる現象が起きた。
日本にいたらきっといろんなものを見すぎて感じすぎて身近すぎて、まだ焦って何かむりやりにでも彼氏をつくろうとして、結婚と出産をゴールにコマをなんとか進めようとしてただろうと思う。今は、そういうものがゴールじゃなくて、どうやって生きてどうやって死ぬのかをぼんやり考えるようになった。テーマが大きくなった分、悩むことも増えたけど小さい枠でもがいているよりはマシ、そんな気分なのです。

この変化は自分にとって少し大きい、そしてちょっとずつ変わってきたという感じで、生まれ変わった!婚活とかで苦しんでない!海外!新しいわたしやっほー!っていうテンションではなく、静かなモスグリーンの霧の中をふわふわ歩いてる感じの毎日なのです。
 
こうなるまでに半年かかった。長いけどまだ不安定だけど、自分にとっては大きな変化。来年はどうなっているかなー。