芝刈りのストライプを見て思うこと。
たぶん今の庭の仕事を始めて4ヶ月くらい経ちました。6月くらいからお世話になって途中、ぎっくり腰のアクシデントやら風邪やらで少し休みをもらったりなんだりですが、庭の仕事をできたことは、よかったと思っています。
よかったなーと感じたのは今日、いつものお客さんの大きなガーデンの芝を刈り終わった時でした。
よれよれでくねくねした刈り後しか残せなくて、まっすぐできるようになるといいねって言われてた芝刈りが、気が付いたらできてました。
日本人の庭師のボスだから、働く環境は日本語だし、お客さんの8割は日本人なのでこれじゃ全然身になってないじゃないか、自分大丈夫か?って思い悩んでいた時期もありましたが、今の働き方やテンポがとても心地よすぎてここまで来ちゃった。
でも、イギリスにおける日本庭園の見方や、日本庭園が好きで今の勤め先にメンテナンスを依頼してくる外国人のお客さんなど、ローカルではない違った目線で庭を見ることができたのかなって思います。
あとボスの構え方と心の広さが大海原すぎて、小さいことでプリプリ怒ってる自分は一体...と思うことがあります。
日本に帰ったら庭師になるのか?ガーデンデザイナーになるのか?って聞かれることがあります。そもそも何をしにイギリスに来たの?って聞かれた時に、”これになるために来た!”って明確に言えない自分が今は実はおります。
イギリスに来る前は、イギリスのガーデンの仕事して、ガーデンデザインの事務所に入ってバリバリやって帰国したら大手の事務所か大手企業に入りたいって思ってたけど180°変わってしまった...このプランで説得して納得してもらった両親、ごめんなさい。
現状の気持ちとスキルで物申すと、芝刈りができるから日本で職にありつけるわけではないし、日本のガーデンの事務所で見習いとしてバリバリ働けるのか体調的にも精神的にも今はちょっと自信がないです。
でも植物と関わるのは好きだ。庭を見るのも、庭をいじるのも、フラワーアレンジメントも、多肉植物も、押し花も、レジャーも、公園も、ハーブティーも。
肩書きでこれになりたい!が見つからないのは、覚悟がないからなのかどうなのか。
もんもん。
実はこの仕事はテンポラリージョブで、シーズンが終わる冬手前には依頼がなくなってしまいます。
次の仕事を見つけないと。今何がしないのか、何ができるのか、そして英語と向き合う瞬間〜でも逃げてる自分もいる。ああ〜。